賃貸併用住宅が通常の一戸建てと違う最大の特徴は、賃貸住宅として入居者に選ばれるようなクオリティを出さなければいけない点です。
普通のマイホームであれば、オーナーの趣味・嗜好だけで建築しても問題ありませんが、賃貸住宅には流行やセオリーが数多くあり、それらをしっかりと押さえた上で、間取り・設備・デザインなどを決める必要があります。
それでは、主な設計ポイントをご紹介します。
①オーナーが同居している賃貸物件とは分からないような外観・設計にする
建物の外観をアパート・マンション風に造れば、特に言わない限り、オーナーが同居とは分かりません。
②オーナーが同居していることを逆に利点として魅力に感じてもらう
地方から出てきた一人暮らしの女性などには、大家さんが近くに住んでいる安心感で逆に需要があります。実際に、賃貸併用住宅は女性の入居者が多い傾向があります。
③オーナーと賃貸人の入り口や住居スペースなどを完全に分離し、気にならないようにする
土地によって可能なアプローチが違ってきますので、専門家の経験とアイディアが必要となります。
④賃貸併用でも入居したくなるような差別化された価値を提供する
オシャレなデザイン、流行の設備、ペット可。同じ趣味の人が集えるシェアハウス、車やバイク好きのためのガレージ付賃貸など、アイディアとちょっとした努力で需要を取り込むことができます。
⑤防音対策は間取りで解決
賃貸併用住宅を建てる際、予算の都合上、木造で建築される方がほとんどになります。そこで、防汚音対策として効果的なのは、「間取りの工夫で防音対策をする』という発想です。
例えば一番音が出るリビングの直下などには賃貸部分の寝室や居室は来ないように工夫することが望ましいです。また、隣の部屋と間に、クローゼットや設備関係を入れておけば音が伝わりにくくなります。
そういう意味でも設計は非常に重要ですので、満室の賃貸経営を目指すのであれば、各入口の配置や住居スペースでのプライバシーの確保、防音対策など、賃貸併用住宅に経験のある建築士によく意見を聞くことが成功の近道となります。
広島市で、賃貸併用住宅をご検討のみなさま、これまで新築・アパート・賃貸併用住宅に至るまで様々な物件を熟知した建築事務所をご紹介させていただきます。
賃貸併用住宅は、「一戸建て」と『アパート」を合わせた特殊な物件です。土地探しから設計・建築に至るまで、自信を持ってご対応できるさせて頂いております。
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