不動産

満室にする為の設計ポイント~賃貸併用住宅~

投稿日:2020年7月8日 更新日:

賃貸併用住宅が通常の一戸建てと違う最大の特徴は、賃貸住宅として入居者に選ばれるようなクオリティを出さなければいけない点です。

普通のマイホームであれば、オーナーの趣味・嗜好だけで建築しても問題ありませんが、賃貸住宅には流行やセオリーが数多くあり、それらをしっかりと押さえた上で、間取り・設備・デザインなどを決める必要があります。

それでは、主な設計ポイントをご紹介します。

①オーナーが同居している賃貸物件とは分からないような外観・設計にする

建物の外観をアパート・マンション風に造れば、特に言わない限り、オーナーが同居とは分かりません。

②オーナーが同居していることを逆に利点として魅力に感じてもらう

地方から出てきた一人暮らしの女性などには、大家さんが近くに住んでいる安心感で逆に需要があります。実際に、賃貸併用住宅は女性の入居者が多い傾向があります。

③オーナーと賃貸人の入り口や住居スペースなどを完全に分離し、気にならないようにする

土地によって可能なアプローチが違ってきますので、専門家の経験とアイディアが必要となります。

④賃貸併用でも入居したくなるような差別化された価値を提供する

オシャレなデザイン、流行の設備、ペット可。同じ趣味の人が集えるシェアハウス、車やバイク好きのためのガレージ付賃貸など、アイディアとちょっとした努力で需要を取り込むことができます。

⑤防音対策は間取りで解決

賃貸併用住宅を建てる際、予算の都合上、木造で建築される方がほとんどになります。そこで、防汚音対策として効果的なのは、「間取りの工夫で防音対策をする』という発想です。

例えば一番音が出るリビングの直下などには賃貸部分の寝室や居室は来ないように工夫することが望ましいです。また、隣の部屋と間に、クローゼットや設備関係を入れておけば音が伝わりにくくなります。

そういう意味でも設計は非常に重要ですので、満室の賃貸経営を目指すのであれば、各入口の配置や住居スペースでのプライバシーの確保、防音対策など、賃貸併用住宅に経験のある建築士によく意見を聞くことが成功の近道となります。

広島市で、賃貸併用住宅をご検討のみなさま、これまで新築・アパート・賃貸併用住宅に至るまで様々な物件を熟知した建築事務所をご紹介させていただきます。

賃貸併用住宅は、「一戸建て」と『アパート」を合わせた特殊な物件です。土地探しから設計・建築に至るまで、自信を持ってご対応できるさせて頂いております。

どうぞお気軽にご相談ください。

株式会社UF Design 建築事務所

広島市中区鶴見町10-12

TEL :082-559-4988

-不動産

執筆者:

関連記事

no image

住宅ローンを使った不動産投資

不動産投資初心者の方におススメするのが、住宅ローンを使用できる物件への投資、つまり自宅と賃貸物件を組み合わせた「賃貸併用住宅」です。 先行き不透明なこの時代、本業だけに頼るリスクの大きさに、不労所得の …

賃貸併用住宅のデメリット

まずは、賃貸併用住宅のデメリットになりうる点を理解した上で、正しい運営ができるような計画が大切になります。 ① 設計を失敗すると快適に暮らせない 賃貸併用住宅では、設計に失敗するとオーナーの住み心地に …

空き地活用

将来的な地価下落や税金等の維持費で、収益を生まない空き地は負動産という時代になってきました。 1.空き地のメリット いざ土地を売却したいという時には、一般的に空き地のほうが建物付きの土地よりも売りやす …

狭小住宅完成まで①契約

これまで全く高額な買い物をしたことのない地味な中年ですが、なんとこの度、土地の購入契約をしました。とはいっても、間口2間の10坪しかない可愛いらしい不動産ではありますが、まずは行動できたことに満足して …

no image

賃貸併用住宅を計画する際に考えるべきこと

①空室のリスク 賃貸物件に借り手がつくには、まず立地や家賃相場が重要です。競合するであろう周辺物件の家賃や間取り等の条件がとても参考になります。駐車場は必要ですか?周辺の賃料はどうなっているでしょう。 …