今度フルリフォームする現場での内装解体が完了し、元々のしっかりした骨組みが姿を現しました。
ふと天井を見渡し、立派な梁を眺めていたら目に留まったのは、新築当時の上棟飾りです。
新しい家の骨組みが形になる建前の時に、新築を祝い福を願い、ご守護を感謝するお祭りを上棟式と呼んでいます。
その際、棟札に施主・施工者・年月日・工事の由緒などを記して棟木に打ち付けます。また、上棟の飾りは屋根裏の梁柱などにくくられ、そのまま残されます。
それを見て、ふと、となりのトトロ
のワンシーン、まっくろくろすけ達の引越相談シーンにこの飾りが描かれていたことを思い出しました。
日本の在来木造の家造りの一部をアニメのシーンに細かく盛り込んであることに、改めて素敵な作品だなぁ~としみじみしてしまいました。
職人さんの技や心意気を何らかの形で継承できるようなリフォームだったら、もしかしたら新築するよりも深みがあって、とっても素敵かもしれませんね。
この梁も最大限生かす形でリフォームプランが練られています。
完成が待ち遠しいです。